こんにちは。鹿児島県立短期大学から参りました、前原奈々と申します。
これから私自身の学びと将来の夢についてお話しします。
私には将来の夢があります。それは、ITで鹿児島を変えるということです。
この夢は昔から抱いていた夢ではなく、県短で過ごしていくうちにふくらんできた夢です。
そこで、私が県短で学んできたことについてお話します。
県短には3つの学科、文学科、生活科学科、商経学科があります。商経学科には県内の短大で唯一の夜間部の商経学科があります。私は昔からパソコンが得意でしたし、経営学についても学びたいと考えていましたので、商経学科の経営情報専攻に進みました。
経営情報専攻では、経営学や情報、つまりパソコンについて学びます。経営学では、物事を戦略的に考える、という視点で様々なことを学びます。例えば、ディズニーランドの経営やコンビニ業界、アパレル業界など、様々なジャンルの企業について、それぞれに合った経営の仕方などを学んでいきます。
また、パソコンの授業では、ワードやエクセルはもちろん、パワーポイントやPDF、ホームページの作成、デジタルカメラの活用法などを詳しく実用的に学ぶことができます。基本的にパソコンの授業では、補助の先生がいてくださるので、授業にしっかりとついていくことができます。県短では資格取得を助成金というかたちでサポートしてくれているので、パソコンに関わる検定にも積極的に取り組んでいます。
次に、県短ではゼミという科目があります。ゼミとは10人くらいまでの少人数制で、1年前期では基礎ゼミといって各先生方に割りふれられ、その先生の得意分野のテーマで話し合いをしたり研究をしたりします。1年後期から2年後期までは、自分で興味のある分野のゼミを選びなおします。ここで2つのゼミについて紹介したいと思います。
まずは、野村ゼミです。野村先生は国際経済に詳しい方なので、よく学生さんたちと海外研修へ出かけます。こちらが海外研修の様子です(→スライド1,2) 。野村ゼミに所属している学生さんの声を聞くと、日本を離れてみて、味噌汁が恋しくなったり、温かいシャワーが恋しくなったり、自分はやはり日本人だなとつくづく実感できたそうです。そう感じることが意外と楽しかったり、嬉しかったりするそうです。この海外研修では、ホテル予約や、航空券予約、工場見学のアポイントなどはすべて学生だけで行うので、それにより多くのことを学び、なにより自主性がついたと話してくれました。
そして、私が所属している岡村ゼミは、ITに関することについて調べたり考えたりしています。壊れかけたパソコンを直してみたり、IT関連企業のフェアに参加し、いま企業間ではどのような技術やシステムが開発されているか、などと調査へ出かけたりします。そこでは、自分が初めて目にするものばかりだったので、とても良い刺激になりました。
工場見学(→スライド3)を兼ねた合宿やゼミ旅行なども行うので、普段では簡単に見られないような工程を知ることができるし、ゼミ生との仲もさらに深まり、とても充実した合宿を行うことができました。
私は学生自治会に所属しております。自治会の中でも会計という役職で、自治会に携わるお金の管理を二部の会計の方と協力してやりくりしています。自治会の主な活動内容は画面の通りです。
行事ごとに大きなお金が動くのでとても責任の大きい仕事ですが、その分やりがいを感じるので、私自身にとって、とても良い経験になっています。この学生自治会は細かいところまで、ほとんどすべてを学生だけで行っているので、みんなで協力して行事や学校を動かしていきます。このことにより、自ら考え、行動する力がとても身に付いたなと実感しております。
県短では「異文化コミュニケーション」という授業があります。これは希望者だけの授業なのですが、ハワイと中国の2か国から選択することができます。説明会でお話しを聞き、ハワイに一番興味を持ったので私はハワイに約2週間行ってまいりました。そこで体験してきたことをご紹介いたします。
まず、語学研修ですが、ごらんのとおり(→スライド4) このイケメンの先生にいつも授業を習っていました。授業内容は英語の発音の仕方やプレゼンテーション、自分たちがハワイで学んだことをまとめて発表しました。また、現地の学生さんたちとの交流もあり、うまく英語を話せないながらも楽しく英語を学ぶことができました。
次に、異文化体験ですが、ハワイならではの文化を体験し、観光地に行ってまいりました。フラダンス(→スライド5) 、ダイヤモンドヘッドの見学、ハワイ語やハワイの歌、博物館、レイ作り(→スライド6)、パールハーバーの見学など、多くのものを見たり体験したりして、とても良い経験になりました。事前研修としてハワイと日本との接点や、ハワイの歴史について学んでから現地へ行ったので、学んだものを生で見るという感動が自分の中でとても大きかったことを覚えています。
私は高校生のときに掲げた目標があります。
それは、「何事にも積極的に取り組む」という目標です。
ここまで県短で学んだことについて述べてまいりましたが、県短は学生が自ら動けるような環境が多く整っています。高校生までの受動的な教育に対し、大学生ならではの能動的な教育を行える環境は、大学の教育としてとても大切だと考えております。私のように何事にも積極的に取り組みたい学生には県短は持ってこいの短大といえるでしょう。つまり、短大生活を充実させるか、しないかは自分次第ということです。
次に、就職活動についてお話します。
就職活動では、自己分析、企業研究、幅広い知識や見識、自己アピールの4つが求められます。私が一番難しいと感じたのは自己分析です。自分のことは自分が一番分かっているつもりでしたが、逆に他人のほうが私の性格を分かってくれていることが多かったのです。就職先は自分に合ったところに就くべきなので、自己分析はとても重要だと感じました。
就職活動は辛そうなイメージしかありませんが、私としては様々な企業の説明会に参加し、お話を聞くのがたいへん興味深かったです。各企業は自社の最大のアピールポイントをお話ししてくださるので、そのメリットや新しい角度からみた視点を自分でも学ぶことができ、お話を聞くたびに企業秘密を教えてもらうようなお得な気分になりました。
そこで、私の将来の夢である『ITで鹿児島を変えること』は実際に実現することが出来ます。わたしは幸運ながら、六月上旬にIT企業から内定を頂きました。そして私はその企業でプログラマー兼インストラクターとして働きます。IT企業で働くためには、常に時代の波に乗っていかないといけないので、常に勉強、常に挑戦していかなければなりません。
鹿児島はまだ産業やビジネスの場において未開発なところが多くあります。そこを私が作ったプログラムで鹿児島の人々が便利で快適な生活を過ごせるようにしたいです。
また、企業に特化して言えば、経営状態や作業効率の向上に繋がり、鹿児島の活性化にも繋がります。私の地元である大好きな鹿児島をさらに盛り上げるのが私の夢です。
これで私の発表を終わります。ご静聴ありがとうございました。 |